第2回鍛金教室を終えました。今回はぐい呑かミニフライパンを選んでもらい2回かけて制作するというものでした。前もってデザイン画を描いて送っていただきました。 私の準備もあり、宿題だしちゃいました。 二週間の間に10分でもいいので作ることについて考えてもらえると嬉しいな。なんで嬉しいのか、やはりただ作るという行為だけで終わって欲しくないから。今回についていえば自分で作ったものにどんな使い方をしてどのようなシチュエーションで?と少し具体的に思い浮かべてもらいました。その具体的に想像する、という作業は作る行為に対して親近感が湧き、出来上がったものに対して親密感を生んでくれるはず、と期待しているからです。 さて、今週も一つ宿題をお願いしようかと思っています。 教室の準備もそうですが、自分自身も制作していたいのです。お店への納品として、7品作る。春に向けて。
春は、暖かい。凍った寒い冬から柔らかな春へ。ピンクや黄色や赤や白の花々が咲き乱れる。その中を春風は駆け抜けていく。 そんな季節、もうすぐそこ。
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先日、友人のFumikoちゃんに会いに山梨へ行ってきました。一年に一回は会っていたけれど最近なかなか会えない日々だったので2年ぶりの再会。山梨はたくさん面白いところがあって…地域おこし協力隊時代の南木曽での活動の一大イベントとなったアーティスト・イン・レジデンス開催のきっかけをくださった泉さんが運営されているAIRYに行きました!時間がなくてモーニングコーヒーをしに寺崎コーヒーさんへ行くも開いておらず!しかしそこは甲府の顔、泉さんのお陰で開店1時間前にもかかわらず開けてくださいました。さすが。ちょうどAIRYに滞在中のアーティストさんとも一緒に!韓国から!慣れなくても英語でなんとか話す。 コーヒー美味しい。時間があっという間にきて慌ててバイバイ。一泊二日の旅は忙しい。それでもここで会わねば、という時に会えてよかったと心から思う。
AIRYはアーティスト・イン・レジデンス・山梨の頭文字。ひっきりなしにアーティストが滞在しているからこんなところない稀有な場所、ステキなところ。 AIRYはこんなところです→http://air-y.net/ もうすぐクリスマス、クリスマスにはもみの木のツリーを出してキラキラオーナメントを飾る。 クリスマスまでの日々はそのツリーを眺めて指折りサンタさんが来るのを数えて待ってる。 子供のころは、小さいけれどツリーがあって木のおもちゃやあのキラキラふさふさしたものをぐるっと巻いて準備に余念がなかったな。大人になるとそういうこともなくなっちゃって、寂しい。 でもそんなとき、お世話になっているパン屋さん「キュルティバトゥール」のお姉さんから鍛金でオーナメントを作ってほしいとオーダーがありました。これ、娘に継いでいきたいから。ドイツではそうやって受け継いでいく伝統がオーナメントにはあるそうです。 いいなぁそういうの。 クリスマスツリーに飾り付けをすることはこどものころ、とっても楽しみでした。自分がまさかそのオーナメントを作るようになるなんてと思いつつ。また飾りたいな。来年こそはmy treeですかね。
メリークリスマス!! 岐阜県中津川市で毎月第一日曜に開催されている「六斎市」に出店してきました。
8月の暑い日から2回目です。 今回はなんと南木曽町の移動販売をしているパン屋さんなつやけ工房「Mutsu mutsu」さんと一緒にです。 Mutsu mutsuさんは京都から私は東京からちょうど一年くらいの差で移住してきたIターン仲間なのです。 そう、貴重な同士!!一番最初の友達です。 一歳しか違わないのに頼りになるむっちゃんと、その旦那さんの鴈ちゃん。 二人が作るパンを食べて育ったよ。 美味しい それに尽きます 南木曽では火曜と金曜が役場に来る日だから、その日は必ずパンを買ってました。 今はふたりのパンが食べられないから寂しいけれど、 今度南木曽町に行ったら絶対に買う! 二人には今はみやこちゃんという最近可愛らしさを発揮しだした2歳の娘っ子がいます。 娘っ子がまた二人に似ててなんか面白い。いやかわいい。ちょっとしたしぐさに惹かれます。 パンを販売しながら私はとなりで鍛金のワークショップをカンカンする。 やりたいね、とうっすらと言ってたことが今回実現に至ったわけです。これからも近いところで一緒にできたらなぁ。 ガラスのコーヒーカップに真鍮のソーサー、合いそうで作ったことのなかったその組み合わせ。 この度、イベントで出店される方に依頼いただいて作りました。 合わせてみて、本当に質感や空気がぴったり重なって。 これはもう素敵だ!と思わずにはいられませんでした。 私の手仕事感たっぷりのお皿には薄くて軽い涼やかなガラスがとてもよく合うんだことを知りました。 こういう新しい出会いというか発見ができるのはとてもうれしい。創作意欲も自然とわいてきます。 うん、とってもいい感じ。これ私も自分でこうやって使おう。
やっぱり難しいですね、プラチナという金属を使ったことがないことにはその叩き心地もわからなくて。
試作を繰り返したのに、まったく初めから作るという感じです。 結果的に相当柔らかい金属でした。 最初の一打ができなくて、道具の手入れを1時間して、まずは金槌を磨きなおして、当てがねも最初から磨いたりして。 よし!やるぞという気持ちになるまで結構時間がかかってしまいました。 それでもなんとか感触がわかるようになって順調…と思いきや新婦の指輪が最後の最後で何か目指す形と違う。 そう、金槌の槌目のディティールが足りないのです。 細くて華奢な新婦の指にとてもよく映えるだろうその槌目はなかなか思い切って叩いてつけることができないのでした。 細かい槌目はあって、キラキラとひかることには光りますが、つるっとしていてどうにも納得がいかない。 最後の最後までその処理に悩みました。 これ以上叩いたらサイズが変わってしまう。 万が一大きくなってしまえば失敗。 どうしてもその事態にだけはしたくなくて踏みとどまってました。 でも、でも彼女が気に入ってくれなければ、これはやってないのと一緒。 そうなのです、一生モノとしてオーダーしてくれたからには、一生身に着けていたい、そう思える指輪にしたい。 逡巡した挙句、やすりをかけて槌目を大きくすることにしました。 そして最後の仕上げで叩く。そうすればサイズを変えずにディティールを起こすことができるはず。 そう思ったらもうやるしかない。 式の当日の明け方まで作業をしてやっと出来上がりました。 私自身も納得のできる指輪が作れて、やっとできたよ!と報告することができました。 式当日の明け方にメッセージを送る迷惑な奴です。 そう、もう当日。やはく会場に向かわねば!! クライミングを始めて、1年ともうすぐ9ヵ月が経つ。
でもまだまだ成長できてない感が否めない。。 それでも、毎回体の使い方とか意識の持ち方とか、できない!とか言わない、とか、いろいろ学んで終わることが多い。 だから次はもう少し登れるように。あー、体軽くならないかな。ふわりと行けたらいいのにな。 ふと、次のワークショップで使おうと思って試作した「GOOD LUCK」金槌でデティールをつけて、ちょっと岩っぽいよね、と言っていたら。隣で「GOOD ROCK」てどう?との声が。おぉ、クライマーのいうことは違う。さらっと出てくるシャレがまたセンスが光ります。 ということで早速に作ってみました。これ「V6とか、7b+とかもいいかもね」なんて、さすがだね。 わたしは、「Red Poinit」とか「Onsight」とか 「GANBA」とかいいなーと思っている。 かわいいじゃないですか、あと「Are Are」とかね。「Come on!」もいいかな。 ちょっと考えだすと楽しくなる。 私は今年の3月まで南木曽町で地域おこし協力隊として仕事をして、住んでいました。 任期が終わってもそのまま住み続けるつもりでしたが、今はお隣の中津川市の阿木というところに住んでいます。良いことも悪いことも両方とも一度にきて私はこの半年間ずっとてんてこ舞いだったように思います。 自分の身に降りかかったことをうまく処理できずに、そして少しショックがあると殻に閉じこもる性格のために思っている以上に苦しかったように感じます。もうあんまり覚えてないというのが正直なところです。南木曽町というところは、私が初めて東京以外の場所で住むことになった土地です。ずっと東京から出たかったというのがあって、山登りが好きで自然に囲まれたいと思って、自分の力でもう少し身の回りのことを構いたいと思って、一番には鍛金を続けていくための制作場所を求めていました。そんな時、地域おこし協力隊という仕事を知り、南木曽町に応募したのがきっかけです。縁もゆかりもありません、ただそこが伝統工芸があるところで、なおかつ長野だった、から。伝統工芸がある場所なら私のような鍛金をしている人も受け入れてくれるのではないか、と思ったからです。ただそれだけで、今まで一度も訪れたことのない南木曽町に移住することにしたのです。 そんなきっかけで3年間南木曽町に住みました。たくさんの人と出会い、友達もできました。信頼できる人もできました。あまり若い人と知り合う機会がなかったから私はおじいちゃんおばあちゃんと仲良くなりました。地区の人にはどれだけお世話になったかわかりません。なんで今更こんなことを書いてるのかふと思います。懐かしいと感じて書き始めてしまったけど、今回はそんな協力隊時代に立ち上げた「なぎのこマルシェ」が開かれたことを書きたかったんだ。 今回も無事に成功で終わったマルシェは、実行委員となったママさんたち、協力隊が中心となっています。出店も南木曽町の方がたくさん。あーほんとうに素敵なマルシェだったなと、きっと少し離れたところで参加したから思うのかもしれない。地域おこしについて考える、外から人を呼びこむことで活性化につながるって思っていたけれど、町の人たちが楽しむこと、充実すること、作り上げること、が何よりだ。と実感したイベントでした。伝統的なお祭りもあるかもしれない、でも男の人が中心で女の人はなかなか参加できない。でもなぎのこマルシェの中心は女性だ。確保できる時間が少ない中、でも時間をマルシェのためにつくって準備をする。日常に仕事が一つも二つも増えたことになるけれど、それが励みや張り合いにつながっていくのならと思う。私も今までとは違う生活をスタートさせたからなおさら思う。力仕事や呼びかけやいろんなこと、やっぱり男手が必要なこともたくさんあって、でもツーカーで通じる仲間同士で作り上げてるからそこに気負いはあまりない。しょうがない、やってやるよ!の気持ちでやってくれる。長年の連れが言うことなら、と。 まだまだたくさん写真があるけど、これって我が子を愛する親みたいなので割愛です(笑)
先週は岡山、今週末は福島県桧枝岐村。ちょうど真ん中?岐阜県から西へ東へ。 今回は桧枝岐マウンテンふフェスにカトラリー制作体験のブースを出させてもらいました。 車で木台、当て金、金槌、作品その他もろもろの道具を積んでエンヤコラ、秘境にやってきました。 あいにくの天気で土曜は雨がぽつぽつ、こりゃどうなる?! 不安な気持ちをよそに雨雲は停滞気味。 でも午後からは晴れ間がのぞき、地面は輪達でガッタガタでしたがなんとかイベントもスタートしました。 カトラリー体験も定員を超えての参加が集まり、うれしい限りでした。 ほかのメーカーさんの方もやってくれたりと、うーんモノづくりに心くすぐられるんだろうな。 肝心の制作している様子が全く撮れていなくて、 盛況でしたね、と言ってくださったのにその雰囲気ゼロ... おしゃれなテントもたくさん。 漆のアウトドア用品、お皿やカップ、器もあったり、すてきだったな。 始まるまではやっぱりうまくできるかな、ちゃんと時間内に収まって完成させられるかな、と考えてしまうのです。 でも参加者の方たちわくわくした表情や、 だんだんと出来上がっていく工程を見て驚かれる様子、 自分で作っている満足そうな笑顔を見ると、疲れも吹き飛びます。 終わると、しばらくぼーっとしてしまって話すこともできない私。 なかなかそういう自分のコントロールができなくて相手に迷惑かけてしまう。 自然の中に身を置いているのに、元気ないんじゃだめだな。 夜は満点の星。 久しぶりに見た天の川。あぁ星を見てると、だんだんと夜空に吸い込まれていって自分がなくなっていくようだよ。 新しいテントは快適でかっこいい。これからのキャンプも楽しくなりそう。
初岡山県に来ました。海が見たくて瀬戸内海の島々を見たくて電車に乗って四国に渡りました。青い海が見えて島が連なってみえる景色は遠くへきたもんだ。と思わずにはいられません。 出発は大雨で電車が止まって5時間待ちぼうけ。こんなこともあるのが旅ってもんさ。 でも岡山までくると、晴れ!!空の見え方が全然違う。雲がどこまでもどこまでも続いていくよ。 ちなみに青春18切符で来ちちゃいました。なんかいい響き。です。 青空と雲。晴れの空を見れるのがうれしい。 初めての倉敷美観地区。夕暮れ時、川面に雲が映ってました。
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